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糖尿病とフレイルの関係 - 原因・予防・高齢者のための対策を解説
2026.01.13
糖尿病をお持ちの方は、加齢とともに「フレイル(虚弱)」と呼ばれる状態に陥りやすいことが分かっています。フレイルは要介護の一歩手前とも言える重要な状態であり、糖尿病との関連を理解することで適切な予防・対策が可能になります。この記事では、糖尿病とフレイルの関係性、フレイルが起こる原因、具体的な予防策と改善策、そして高齢者が特に気をつけるべきポイントについて詳しく解説します。
【目次】
糖尿病とフレイルとは?その共通点と危険性
フレイルが起こる原因と糖尿病患者が特に注意すべきポイント
糖尿病患者が実践できるフレイルの予防策・改善策
フレイルについて高齢者が気をつけるべきポイント
まとめ
糖尿病とフレイルとは?その共通点と危険性

糖尿病をお持ちの方は、加齢とともに「フレイル(虚弱)」と呼ばれる状態に陥りやすいことが分かっています。フレイルは要介護の一歩手前とも言える重要な状態であり、糖尿病との関連を理解することで適切な予防・対策が可能になります。ここでは、糖尿病とフレイルの共通点や危険性について解説します。
フレイルとは?
フレイルとは、加齢や慢性疾患の影響によって「身体機能」「筋力」「栄養状態」「社会的活動量」が低下し、健康障害を起こしやすくなった「虚弱な状態」を指します。健康な状態と要介護状態の中間段階にあたり、適切な介入によって健康状態への回復が期待できる可能性があります。フレイルの特徴としては、体重減少、疲労感、活動量の低下、歩行速度の低下、握力の低下などが挙げられます。この虚弱状態は単に身体的な衰えだけでなく、精神的・社会的な側面も含む包括的な概念です。なお、認知機能の低下や社会的孤立もフレイルの要素となり、これらが相互に影響し合いながら全体的な虚弱化を進行させていきます。
糖尿病のある人はフレイルのリスクが高い
糖尿病のある方は、筋肉量の低下や体力低下、いわゆるサルコペニアを起こしやすく、結果としてフレイルのリスクが著しく高まることが知られています。研究によれば、糖尿病患者は糖尿病のない同年代の方と比較して、約2倍フレイルになりやすいとされています。糖尿病による高血糖状態が続くと、筋肉のタンパク質合成が低下し、筋肉の分解が促進されます。また、糖尿病に伴う神経障害や血管障害により、運動能力が制限され、活動量が減少することで、さらに筋力低下と虚弱化が進行します。加えて、糖尿病合併症である網膜症、腎症、神経障害なども日常生活動作の制限につながり、フレイルへの移行を加速させる要因となります。
糖尿病とフレイルの悪循環
糖尿病があると、血糖コントロール不良、インスリン抵抗性、慢性炎症などが背景となって、フレイルに至る悪循環が形成されます。高血糖状態は体内で酸化ストレスや慢性的な炎症反応を引き起こし、これが筋肉の質と量を低下させます。また、インスリン抵抗性は筋肉へのブドウ糖取り込みを妨げ、エネルギー不足から虚弱を招きます。さらに、フレイルに伴う活動量の低下は運動不足を助長し、血糖コントロールを一層悪化させる負のスパイラルを生み出します。加えて、食欲低下や消化吸収能の低下による栄養不良も重要な要因であり、必要な栄養素の不足が筋肉量の減少と虚弱化を加速させます。この悪循環を断ち切るには、早期からの包括的な介入が不可欠です。
糖尿病とフレイルは密接に関連しており、糖尿病患者は虚弱状態に陥りやすいことを理解しておく必要があります。血糖コントロール不良、インスリン抵抗性、慢性炎症が筋肉量減少を招き、フレイルへと進行する悪循環が形成されます。しかし、フレイルは可逆的な状態であり、適切な血糖管理、バランスの取れた栄養摂取、定期的な運動習慣、社会活動への参加などにより、健康な状態への回復が期待できます。糖尿病をお持ちの方は、定期的な体力評価を受け、早期からフレイル予防に取り組むことが、健康寿命の延伸につながります。
フレイルが起こる原因と糖尿病患者が特に注意すべきポイント

フレイル(虚弱)は複数の要因が重なり合って発症しますが、糖尿病患者では特有のリスク要因が存在します。筋肉量の減少、栄養状態の悪化、血糖コントロールの問題など、糖尿病に関連した要因がフレイルを加速させることが明らかになっています。ここでは、フレイルが起こる主な原因と、糖尿病患者が特に注意すべきポイントについて詳しく解説します。
筋肉量・筋力の低下(サルコペニア)
筋肉量と筋力の低下、いわゆるサルコペニアは、フレイルの中核をなす重要な病態です。加齢に伴う自然な筋肉減少に加えて、糖尿病では高血糖状態が筋肉のタンパク質合成を阻害し、筋肉の分解を促進させることで、サルコペニアが加速します。特に重要なのは、筋肉が糖を取り込む主要な組織であるという点です。筋肉量が減少すると、血液中のブドウ糖を取り込む能力が低下し、血糖コントロールがさらに悪化するという悪循環に陥ります。また、インスリン抵抗性も筋肉へのブドウ糖取り込みを妨げ、筋肉のエネルギー不足を招きます。この結果、運動能力が低下して日常生活動作が制限されることで、さらなる筋力低下と虚弱化が進行していきます。糖尿病患者は、この筋肉と血糖の相互関係を理解し、早期から対策を講じることが極めて重要です。
低栄養・食品摂取の多様性の低下
低栄養状態と食品摂取の多様性低下は、フレイルを引き起こす重要な原因の一つです。糖尿病高齢者では、食事制限への過度な意識や食欲低下、消化機能の衰えなどにより、食事の質が低下しやすい傾向があります。特にタンパク質やビタミン、ミネラルなどの必須栄養素の不足が生じやすく、これが筋肉量減少と虚弱化を招きます。なお、研究によれば、食品摂取の多様性が低い糖尿病高齢者では、フレイルや転倒のリスクが著しく増加することが示されています。また、炭水化物を過度に制限するあまり、肉や魚、大豆製品などのタンパク質源、野菜や果物などのビタミン・ミネラル源の摂取が不十分になるケースも少なくありません。バランスの取れた多様な食品を適量摂取することが、虚弱状態の予防には不可欠です。
血糖コントロール不良と合併症
血糖コントロール不良や低血糖の反復、そして長期の高血糖による合併症は、体力低下や活動量の減少を招き、フレイルへの移行を加速させます。高血糖状態が続くと血管や神経にダメージが蓄積し、糖尿病網膜症、腎症、神経障害などの合併症が進行します。これらの合併症は視力低下、足のしびれや痛み、倦怠感などを引き起こし、日常生活動作や運動能力を著しく制限します。一方で、厳格な血糖管理に伴う低血糖の反復も問題です。低血糖は転倒リスクを高め、低血糖への不安から活動を控えるようになり、結果として虚弱化が進行します。また、慢性的な高血糖は体内の炎症反応を持続させ、筋肉の質と量を低下させます。したがって糖尿病患者では、過度に厳格すぎず、かといって緩すぎない、個々の状態に応じた適切な血糖管理目標を設定することが重要です。
糖尿病患者が実践できるフレイルの予防策・改善策

フレイル(虚弱)は適切な介入により改善が期待できる状態です。糖尿病患者でも、日常生活の中で実践できる予防策や改善策があります。食事、運動、血糖コントロールという3つの柱を意識することで、虚弱化の進行を防ぎ、健康な状態への回復を目指すことができます。ここでは、糖尿病患者が今日から取り組めるフレイルの予防策と改善策について、具体的に解説します。
食事:良質なたんぱく質と食品の多様性
フレイル予防の基本は、良質なたんぱく質を十分に確保し、食品の多様性を高めることです。筋肉量を維持するためには、体重1キログラムあたり1.0〜1.2グラム程度のたんぱく質摂取が推奨されます。肉類、魚類、卵、大豆製品、乳製品などを毎食に取り入れ、特に高齢者では消化吸収率の良い動物性たんぱく質を意識的に摂取することが重要です。また、炭水化物を過度に制限せず、エネルギー不足による筋肉分解を防ぐことも大切です。野菜や果物からビタミン、ミネラル、食物繊維を摂取し、骨や筋肉の健康を支えてください。食品の多様性を高めることで、必要な栄養素をバランスよく摂取でき、虚弱状態の予防につながります。食事制限にとらわれすぎず、様々な食材を楽しみながら食べることが、長期的な健康維持には不可欠です。
運動:筋力維持と有酸素運動の組み合わせ
運動はフレイル予防において最も効果的な介入方法の一つです。筋力維持のための筋力トレーニングと心肺機能を高める有酸素運動を組み合わせることで、筋肉量を維持し、虚弱化を防ぐことができます。筋力トレーニングは週2〜3回、スクワットや椅子からの立ち上がり、壁を使った腕立て伏せなど、自宅でできる簡単な運動から始めてください。無理のない範囲で開始し、徐々に負荷を増やしながら、各筋肉群をバランスよく鍛えることが重要です。一方、有酸素運動としては、ウォーキングを1日30分程度、週5日以上行うことが理想とされています。さらに、運動はインスリン作用を高め、筋肉への糖取り込みを促進するため、血糖コントロールの改善にも有効です。ただし、低血糖リスクがある方は、運動前後の血糖測定や補食の準備を忘れず、安全に運動を継続することが大切です。
血糖コントロール:適正管理で悪循環を断つ
HbA1cや血糖値を適正に管理することで、低栄養や筋力低下のサイクルを断ち、フレイルの進行を防ぐことができます。高齢の糖尿病患者では、健康状態や合併症の有無、低血糖リスクなどを考慮した個別化された血糖管理目標を設定することが重要です。一般的に、高齢者では若年者よりもやや緩やかな目標値が推奨されることが多く、HbA1cは7.0〜8.0%程度を目安とする場合がありますが、主治医と相談して決定してください。なお、過度に厳格な血糖管理は低血糖リスクを高め、転倒や活動制限による虚弱化を招く可能性があります。一方で、慢性的な高血糖は合併症を進行させ、体力低下につながります。適切な血糖管理によって筋肉への栄養供給が改善され、運動能力の維持にも寄与します。定期的な血糖測定と主治医との相談を通じて、最適なコントロールを目指してください。
糖尿病患者のフレイル予防には、食事、運動、血糖コントロールの3つが重要な柱となります。良質なたんぱく質と多様な食品の摂取により栄養状態を改善し、筋力トレーニングと有酸素運動の組み合わせで筋肉量を維持します。そして、個々の状態に応じた適切な血糖管理により、虚弱化のサイクルを断ち切ることができます。これらの対策は相互に関連しており、総合的に取り組むことで最大の効果が得られます。フレイルは可逆的な状態であり、早期から予防策を実践することで、健康寿命の延伸と生活の質の向上が期待できます。
フレイルについて高齢者が気をつけるべきポイント

高齢者のフレイル(虚弱)対策は、若年者とは異なるアプローチが必要です。ここでは、高齢者がフレイルを予防・改善するために特に気をつけるべきポイントについて解説します。
痩せと筋力低下がもたらすリスク
高齢者では「痩せている」「筋力が低下している」状態そのものが大きなリスクとなるため、単に体重減少を目標にするのではなく、筋力と栄養状態の維持が何より重要です。若年者や中年期では肥満が生活習慣病のリスク因子となりますが、高齢期においては逆に痩せすぎが死亡率を高めることが知られています。特に糖尿病を持つ高齢者では、過度な食事制限によって体重が減少し筋肉量が失われることで、虚弱状態に陥るリスクが高まります。また、筋力低下は転倒や骨折のリスクを増大させ、日常生活動作の自立度を低下させます。さらに、低栄養状態は免疫機能を低下させ、感染症への抵抗力を弱めます。したがって、高齢者では適正体重をやや上回る程度を維持し、十分な栄養摂取と筋力維持を優先することが、フレイル予防の基本となります。
合併症・多疾患併存時の治療方針調整
合併症や多疾患を併存している高齢者では、薬物療法や治療方針がフレイル状態に応じて慎重に調整されるべきです。糖尿病に加えて高血圧、脂質異常症、心疾患、腎臓病などを併せ持つ場合、それぞれの疾患に対する標準的な治療目標をそのまま適用すると、過剰な薬物療法や厳格すぎる管理により、かえって虚弱化を招く可能性があります。特に血糖降下薬の使用においては、低血糖のリスクを考慮し、フレイルの程度に応じて目標HbA1c値を緩和することが推奨されます。なお、血圧管理についても、過度の降圧は立ちくらみや転倒リスクを高めるため、個々の状態に応じた目標設定が必要です。多剤併用による副作用や薬物相互作用も虚弱状態を悪化させる要因となるため、定期的に処方内容を見直し、不要な薬を減らすことも重要な対策となります。
定期的なチェックの重要性
フレイルの早期発見と適切な介入のためには、筋力、歩行速度、食事量、活動量などを定期的に医療機関、介護施設、家庭でチェックすることが推奨されます。握力測定や椅子からの立ち上がりテスト、歩行速度の測定などは簡便に実施でき、虚弱状態の評価に有用です。また、体重は月1回以上測定し、6カ月で2〜3kg以上の意図しない体重減少がある場合は医療機関に相談することが大切です。さらに、食事量の減少、食欲不振、食品の多様性の低下などもフレイルの早期サインとなります。なお、外出頻度や社会活動への参加状況も重要な指標です。家族や介護者は、本人の日常生活の変化に気を配り、「以前より疲れやすくなった」「歩くのが遅くなった」「食が細くなった」などの変化を見逃さないようにしてください。定期的なチェックにより早期に介入することで、虚弱状態の進行を防ぐことができます。
高齢者のフレイル対策では、痩せと筋力低下そのものがリスクであることを認識し、体重減少よりも筋力と栄養状態の維持を優先することが重要です。複数の疾患を持つ場合には、虚弱状態に応じて治療目標や薬物療法を個別に調整し、過度な管理による弊害を避ける必要があります。また、筋力、歩行速度、食事量、活動量などを定期的にチェックし、早期にフレイルの兆候を発見することで、適切な介入が可能となります。医療機関、介護施設、家族が協力して高齢者の状態を見守り、虚弱化の予防と改善に取り組むことが、健康寿命の延伸につながります。
まとめ

糖尿病とフレイル(虚弱)は互いに影響し合う関係にあり、どちらか一方だけに注目するのではなく、両方を合わせて総合的に考える必要があります。糖尿病による高血糖や合併症は筋力低下と栄養状態の悪化を招き、フレイルへの移行を加速させます。一方、フレイルによる活動量低下や筋肉量減少は、血糖コントロールをさらに困難にするという悪循環を生み出します。この悪循環を断ち切るためには、良質な食事による栄養確保、筋力トレーニングと有酸素運動による筋力維持、個々の状態に応じた適切な血糖コントロール、そして定期的なチェックによる早期発見と早期介入が不可欠です。これらの取り組みが、将来にわたって健やかな生活を守る鍵となります。気になる症状がある方や不安を感じている方は、早めに専門医、栄養士、運動指導者などの支援を受けることをお勧めします。なお、当院では糖尿病の治療に加えて、フレイル予防にも力を入れた包括的なケアを提供しています。体重減少や筋力低下、疲れやすさなど、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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糖尿病予備群(境界型糖尿病)の症状や対策について解説
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
厚生労働省が発表した平成28年「国民健康・栄養調査」の結果では、糖尿病が強く疑われる者(糖尿病有病者)、糖尿病の可能性を否定できない者(糖尿病予備群)はいずれも約1,000万人(合わせて約2,000万人)と推計されています。
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【目次】
糖尿病予備群(境界型糖尿病)とは
糖尿病予備群の主な症状
糖尿病予備群と診断された方へ
糖尿病予備群にならないための予防法
【糖尿病予備群にならないための予防法1】運動
【糖尿病予備群にならないための予防法2】食生活の見直し
【糖尿病予備群にならないための予防法3】禁煙
糖尿病予備群の疑いがある方、医師の診断を受けたい方へ
糖尿病予備群(境界型糖尿病)とは
糖尿病予備群(境界型糖尿病)とは、糖尿病と診断されるほどの高血糖ではないものの、血糖値が正常より高い状態にあることを指します。
「HbA1c 6.5%未満」「空腹時血糖が110 mg/dl以上126 mg/dl未満」「75g経口ブドウ糖負荷試験2時間の血糖値が140 mg/dl以上200 mg/dl未満」のいずれかを満たす人が該当します。
糖尿病予備群の主な症状
糖尿病予備群(境界型糖尿病)では、自覚症状がありません。
しかし体内では、既に血糖値を下げるホルモンである「インスリン」が出にくくなったり、効きづらくなったりする変化が起きています。
また糖尿病に特有の合併症である、網膜症、神経障害、腎機能障害も少しずつ進行するとも言われています。
さらに高血圧や脂質異常症なども併発しやすくなり、全体として、血糖値が正常な状態に比べ、動脈硬化の進行は加速されます。
なお、動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な疾患が引き起こされる危険性が高くなります。
糖尿病予備群と診断された方へ
糖尿病予備群の方は、食事、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣を見直し、肥満や高血圧、ストレスなどに対する健康管理に取り組むことで、糖尿病へ進行するリスクを減らすことができます。
ですので、糖尿病予備群と診断された方は、まずは生活習慣の見直しから始めてください。
なお上述した通り、糖尿病予備群でも、既に血糖値を下げるホルモンであるインスリンが出にくくなったり、効きづらくなったりする変化が起きています。
また糖尿病に特有の合併症である、網膜症、神経障害、腎機能障害も少しずつ進行するとも言われています。
ですので、糖尿病予備群と診断された方は、絶対に放置してないでください。
糖尿病予備群にならないための予防法
糖尿病予備群では、生活習慣の改善により「糖尿病の発症のリスク」を減らすことができます。
では、具体的には何をすればいいのでしょうか。順番にご紹介していきます。
【糖尿病予備群にならないための予防法1】運動
糖尿病を予防するためには「運動」が効果的です。運動をすることで、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促進。インスリンに頼らずに糖分が細胞や筋肉の中に吸収されるようになり、血糖値の低下が期待できます。
また長期的には、インスリン抵抗性を改善させ、血中のブドウ糖の量を良好にコントロールできるようにすることが期待されます。
ですので、糖尿病予備群と診断された方は、できれば毎日、少なくとも週に3~5回は体を動かしてください。
なお、糖尿病を予防するための運動としては「有酸素運動」と「レジスタンス運動」が推奨されております。
<有酸素運動>
有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことです。
ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。
有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。
<レジスタンス運動>
レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。
スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。
レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。
【糖尿病予備群にならないための予防法2】食生活の見直し
糖尿病予防の基本は「食生活を見直すこと」です。
食事は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。
食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよく噛んで、腹八分目で食べるよう心掛けてください。
バランスのとれた栄養を1日の必要量のカロリーでとることで、膵臓の負担は軽くなり、膵臓の能力は回復されます。
なお、食事のポイントについては以下をご覧ください。
<ゆっくり食べる>
早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。
食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。
<野菜類から食べる>
早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。
食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。
<アルコールは適量にする>
アルコールには一時的にはインスリンの働きを改善する効果があります。
しかし長期間飲んでいると逆にインスリンの分泌量が低下することがわかっていますので、アルコールは、ほどほどにしてください。
<腹八分目でストップ>
慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。
いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。
とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。
<間食をしない>
間食をすると血糖値の高い状態が続き、インスリンを分泌する膵臓に大きな負担がかかります。
また、その状態のままで次の食事をすると、食後高血糖の原因にもなります。糖尿病を予防するためにも間食はできる限り控えてください。
【糖尿病予備群にならないための予防法3】禁煙
喫煙は交感神経を刺激して血糖を上昇させるだけでなく、体内のインスリンの働きを妨げる作用があります。
そのため、たばこを吸うと「糖尿病にかかりやすくなる」といえます。
日本人を対象とした研究データによると、喫煙者は非喫煙者と比べ糖尿病を発症するリスクが38%高くなると言われています。
ですので、糖尿病予備群の方は喫煙を控えてください。
糖尿病予備群の疑いがある方、医師の診断を受けたい方へ
糖尿病予備群の方は、自覚症状がありません。
そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。
健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。
糖尿病にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
また糖尿病予備群の方の“適切な対策”を知りたい方も、いつでもご相談ください。
当日の順番予約はこちらから
2023.01.21
糖尿病治療法の一つ、インスリン療法を解説
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
この記事では、糖尿病の代表的な治療法である「インスリン療法」について解説していきます。
後半部分では「インスリン療法のメリット・デメリット」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
インスリンとは何か
インスリン療法とは
インスリン療法のしくみ
インスリン注射を行う前に血糖自己測定
インスリン療法の具体的な手法
インスリン療法のメリット
インスリン療法のデメリット
インスリン注射はほとんど痛くありません
インスリン療法は早期に始めることが効果的です
インスリン療法についてご相談したい方はいつでもご相談下さい
インスリンとは何か
インスリンとは、膵臓から分泌されるホルモンの一種です。
糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きを持っております。
なお、インスリンの働きが悪くなったり分泌される量が少なくなったりすることで、血糖値が高い状態が続いてしまうのが「糖尿病」です。
糖尿病について詳しく知りたい方は「糖尿病情報センター」をご覧ください。
インスリン療法とは
インスリン療法とは、患者さん自身がインスリン製剤を継続的に投与して血糖をコントロールする治療法のことです。
インスリン製剤を投与する方法として、「頻回インスリン注射療法」と「持続皮下インスリン注入療法」があります。
頻回インスリン注射療法は、一般的にペン型の注射器を用いて1日に数回インスリン注射を行う方法です。お腹、太もも、上腕、お尻に注射することが推奨されています(これらの部位を少しずつ、ずらしながら注射します)。
一方、持続皮下インスリン注入療法は、携帯型のインスリンポンプを使用して皮下に留置した挿入した「カニューレ」からインスリンを持続的に注入する方法です。
インスリンの注入量や注入速度を細かく調整できるため、頻回インスリン注射療法で血糖コントロールが困難な人や低血糖を頻発する人、食事や勤務時間が不規則な人、妊娠中あるいは妊娠の予定がある人などに向いています。
なお、インスリン療法については「インスリンとは?特徴・種類・注意点」でも同様のことを伝えています。
インスリン療法のしくみ
インスリンの自己注射を行うのは「1型糖尿病」の方、または「2型糖尿病」のうち内服治療が難しい方です。
不足したインスリンを注射で補うことで、健康な人のインスリン分泌に近づけます。
なおインスリンの自己注射では、効果が長時間持続するインスリン製剤を1日に1,2回と、即効性のあるものを毎食前に打つなどして、この2つの分泌を再現します(どのインスリン製剤を使うか、どのタイミングで注射するかは体格や生活様式などに合わせて調整します)。
インスリン注射を行う前に血糖自己測定
インスリン注射を行う前に、自分で血糖値を測定する「血糖自己測定」を行うことがあります。
なぜなら日々の血糖値を記録することで、血糖コントロールを良好に行えるからです。
また直前に測定することで、「血糖値が低いにも関わらず自己注射を行い、さらに低血糖になる」といったことを防ぐことができます。
血糖自己測定の方法は以下の通りです。
⑴ 血糖測定器、測定用チップ、消毒用アルコール綿、穿刺器、穿刺針、自己管理ノート、針捨て容器を準備し、手を洗ってください。
⑵ 血糖測定器に測定用チップを、穿刺器に針をセットします。
⑶ 指先などを消毒します。そして針を消毒した場所に押し当て、穿刺器のボタンを押して針を刺してください。
⑷ 血液を測定用チップに染み込ませて、血糖値を測定します。
⑸ 残った血液を拭き取り、血糖値を自己管理ノートに記録してください。
インスリン療法の具体的な手法
インスリン注射の具体的な方法は以下の通りです。
⑴ 注入器、製剤カートリッジ、消毒綿など必要な物品を準備します。インスリン製剤が混濁している場合は均一になるようにカートリッジを振ってください。
⑵ インスリン製剤に注射針をセットします(針が曲がらないように真っすぐ刺してください)。
⑶ インスリン製剤の空打ちをして針先まで薬液を満たします。
⑷ ダイヤルを回転させて注射する単位数を医師の指示した値にセットしてください。
⑸ 注射する部位を消毒します。そして皮膚を軽くつまんで直角に注射針を刺してください。
⑹ ダイヤルが0になるまで、しっかりと薬液を注入します。そして10秒程度数え、注入ボタンを押したままで針を抜きます。
⑺ 針はキャップをかぶせてから取り外します。なお、針は1回きりの使用になりますので、ご注意ください。
※インスリン注射をする場所はお腹、太もも、おしり、腕です。
それぞれ薬の吸収速度が異なるため、注射部位を医師から指示される場合があります。
また、同じところに針を刺し続けると皮膚が硬くなり、痛みの原因になったり、薬の効きが悪くなります。
ですので毎回2〜3cmずらすようにしてください。
「糖尿病のインスリン注射器の使い方と副作用の対処法」でも同様のことを伝えています。
インスリン療法のメリット
インスリンを体外から補充することによって、無理にインスリンを出そうとする膵臓の働きすぎを防ぎ、疲れた膵臓を一時的に休めることができます。
インスリン治療によって膵臓の働きが回復したら、インスリン注射の回数を減らせたり、経口血糖降下薬だけの治療に戻せる可能性があります(インスリン療法により、膵臓のインスリン分泌機能が回復することもあります)。
インスリン療法のデメリット
残念ながら、インスリンには副作用があります。インスリン療法における主な副作用は、「低血糖症状」です。インスリンには、血糖値を下げ、良好な血糖コントロールが期待できる分、その裏返しで「低血糖症状」という副作用があります。
低血糖症状は、インスリン療法に限らず、糖尿病の治療に用いられる飲み薬全般でも起こりうる副作用です。
そのため、低血糖症状に対する適切な処置方法を把握し、血糖の自己測定などで自身を管理することが大切になってきます。
インスリン療法における副作用について詳しく知りたい方は「糖尿病ネットワーク」をご覧ください。
インスリン注射はほとんど痛くありません
インスリン注射は予防接種や採血などでイメージする注射とは異なり、痛みはそれほどありません。
なぜならインスリン注射で使う専用の注射針は、採血用の注射針とは違い、痛みが少なくなるようデザインされているからです(採血で使う注射針の3分の1ぐらいの細さで針の先も特殊なカットがしてあり、痛みが少ないように工夫されています)。
インスリン療法は早期に始めることが効果的です
上述した通り、インスリンを体外から補充することによって、無理にインスリンを出そうとする膵臓の働きすぎを防ぎ、疲れた膵臓を一時的に休めることができます。
そのため、インスリン療法は早期に始めることが効果的です。近年では、高血糖毒性をとり除くために、早期からインスリン注射薬を使ったり、また比較的軽症の糖尿病にもインスリン注射薬を用いる場合があります。
ですので、主治医にインスリン療法を勧められたら積極的に受け入れるようにしてください。
日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会が発表した「糖尿病標準診療マニュアル」でも、いくつかの経口薬を併用しても血糖コントロールが改善せず,HbA1c 9%以上が持続するなら、インスリン療法を積極的に始める必要があると伝えています。
インスリン療法についてご相談したい方はいつでもご相談下さい
糖尿病になっても、初期段階では自覚症状がありません。
そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。
糖尿病にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
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2023.01.21
糖尿病と高血圧の関係
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
糖尿病患者さんにおける「高血圧」の頻度は非糖尿病者に比べて約2倍高く、高血圧患者さんにおいても糖尿病の合併頻度は2~3倍高いと報告されています。
この記事では、糖尿病患者さんに向けて「糖尿病と高血圧の関係」を解説していきます。後半部分では「糖尿病と高血圧の予防」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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【目次】
糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか
【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです
【糖尿病と高血圧の関係2】肥満
【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです
糖尿病の血圧値について
糖尿病と高血圧予防
【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善
糖尿病と高血圧予防|食事のポイント
【糖尿病と高血圧予防】運動
糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について
糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか
糖尿病患者さんは「高血圧になりやすい」といわれています。なぜ糖尿病の方は高血圧になりやすいのでしょうか。糖尿病患者さんが高血圧になりやすいのには、以下の理由があげられます。
【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです
血糖値が高い状態では、血液の浸透圧が高くなっています。そのため、水分が細胞内から細胞外に出てきたり、腎臓からの水分の吸収が増えたりして、体液・血液量が増加し、血圧が上昇します。
【糖尿病と高血圧の関係2】肥満
2型糖尿病患者さんには肥満が多いのが特徴です。肥満になると交感神経が緊張し、血圧を上げるホルモンが多く分泌されるため、高血圧になります。このようなことから、糖尿病患者さんは高血圧になりやすいと考えられています。
【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです
インスリン抵抗性とは、インスリンの作用を受ける細胞の感受性が低下している状態です。インスリン抵抗性は、インスリンが効きにくくなったのを補うためにインスリンが多量に分泌され「高インスリン血症」を招きます(インスリン抵抗性自体が糖尿病の原因にもなります)。高インスリン血症では、交感神経の緊張、腎臓でナトリウムが排泄されにくい、血管壁を構成している細胞の成長が促進されるといった現象が起きて、血管が広がりにくくなり、血液量も増え、血圧が高くなるのです。
<高血圧とは?>
高血圧とは、運動したときなどの一時的な血圧上昇とは違い、安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いていることを指します。具体的には「収縮期血圧が140mmHg以上」「拡張期血圧が90mmHg以上」の場合をいい、どちらか一方でもこの値を超えていると高血圧と診断されます。高血圧は自覚症状がほとんどありません。しかし放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながるため「サイレント・キラー」といわれています。高血圧が引き起こす合併症について知りたい方は「高血圧の症状にお困りの患者の方へ」をご覧ください。
糖尿病の血圧値について
日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」では、糖尿病患者さんの降圧目標を、130/80mmHg未満としています。ただし、高齢者では厳しい血圧コントロールは、ふらつきや起立性低血圧などの原因となる可能性があるため、やや高めに設定されています。高齢者では、それぞれの患者さんの病気の状態に合わせて慎重に血圧コントロールをしていきます。詳しくは「高血圧治療ガイドライン2014」に記載していますので、ご興味のある方はご覧ください。
糖尿病と高血圧予防
糖尿病と高血圧予防に有効な対策は「食生活の改善」と「運動」です。順番にご説明していきますね。
【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善
食事は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよく噛んで、腹八分目で食べるよう心掛けてください。バランスのとれた栄養を1日の必要量のカロリーでとることで、すい臓の負担は軽くなり、すい臓の能力は回復されます。
糖尿病と高血圧予防|食事のポイント
糖尿病と高血圧を予防するためには「食べ方」も大切です。食事する際は以下のポイントに注意してください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント1>野菜類から食べる
野菜類から先に食べることで食後の血糖値の上昇が緩やかになります。また、野菜や豆類などで少しお腹をふくらませておくと、肉類やご飯の量を減らすこともできます。ですので、食事をする際は、野菜類から食べるようにしてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント2>ゆっくり食べる
早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント3>規則正しく3食を食べる
1日に2食や、間隔の空き過ぎた食事の取り方はよくありません。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、規則正しく「3食」を食べることを心掛けてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント4>腹八分目
慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。
【糖尿病と高血圧予防】運動
運動をすることで、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促進され、インスリンに頼らずに糖分が細胞や筋肉の中に吸収されるようになり、血糖値の低下が期待できます。また、長期的には、インスリン抵抗性を改善させ、血中のブドウ糖の量を良好にコントロールできるようにすることが期待されます。なお、おすすめの運動は「有酸素運動」と「レジスタンス運動」です。それぞれの運動については下記をご覧ください。
<糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動1>有酸素運動
有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことです。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。
<糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動2>レジスタンス運動
レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。
糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について
運動の頻度は「できれば毎日」少なくとも週に3~5回行うのが良いといわれています。しかし、普段から運動に親しんでいない方(または高齢の方)などでは、急激な運動はかえって体の負担となり、思いがけない事故を引き起こしてしまうこともあります。ですので、無理のない範囲で行なってください。運動は定期的に長く続けられることが秘訣です。自然の中で風景を堪能しながらの「ウォーキング」や楽しく続けられる「スポーツ」など、自分にあった運動の方法を探してみてくださいね。
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